東北地方ギガビットネットワーク連絡会、東北総合通信局等は、東北情報通信懇談会等との共催により、5月15日に「ギガビットネットワーク・シンポジウム
in 東北」を下記のとおり開催しました。東北地域におけるJGNを用いた研究成果を紹介などがあり、320人が出席する活発なイベントになりました。
イベント会場の映像を全国配信するため、DVTSによる画像伝送を行い、地域間相互接続実験プロジェクト(JGN-G11012)等において配信しました。配信先は東北地域内が7ヶ所、地域外は岩見沢市等4ヶ所でした。
パネルディスカッション中、JGNがもたらす直接投資効果・市場創出効果の合計が2兆8千億円に上ること、JGNによって今までに無い新しい研究が喚起され、また、既存の研究も加速されたこと、JGNがIPv6ルータの相互接続検証を始めとして次世代ネットワークのテストベッドとしての役割を果たしたこと等の発言がなされ、JGNが産学官各々から高い評価を受けていることが示されました。また、障害児・不登校児オンラインカウンセリング・データベース等、JGNが市民生活に直接どういったメリットをもたらすかという点もアピールされ、JGNの啓発に大きく寄与したと言えるでしょう。
今回のイベントに対しては一般市民からの事前問い合わせ・参加も少なからずあり、超高速ネットワークへの関心の広がりをうかがわせました。
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研究成果のパネル展示 |
基調講演 寺島 実郎氏 |
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研究発表 柴田 義孝教授 |
パネルディスカッション |
[概 要]
日時 |
2003年5月15日 (木) 13:30〜17:00 |
会場 |
仙台市 「アエルAER」 5F・多目的ホール
(青葉区中央1-3-1 TEL 022-724-1250) |
参加対象 |
一般市民、関係研究機関・企業、地方公共団体、等 |
会費 |
無料 |
主催 |
東北総合通信局
東北情報通信懇談会
東北地方ギガビットネットワーク(TGN)連絡会
東北マルチメディア・アプリケーション技術開発推進協議会(TMA) |
後援 |
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、仙台市、
(社)東北経済連合会 |
[プログラム]
時間 |
内容 |
13:00〜13:30 |
JGN関係デモ:来場者向け
(12:50〜13:20 TGN連絡会第5回会合(15年度総会)を6F セミナールーム2Bで開催) |
13:30〜13:40 |
開 会
開会挨拶:東北地方ギガビットネットワーク(TGN)連絡会会長 野口 正一
主催者代表挨拶:東北総合通信局長 小笠原 倫明
来賓挨拶:(社)東北経済連合会副会長 坪井 孚夫(つぼい たかお)氏 |
13:40〜14:40 |
基調講演
演題 「IT革命の総括と新展開」 -新ネットワーク社会がもたらす経済効果-
講師:(株)三井物産戦略研究所所長・(財)日本総合研究所理事長
寺島 実郎(てらしま じつろう)氏
ITバブルと称される、我が国のIT産業隆盛後の景気低迷の現状について「IT革命の総括」との観点で分析したうえで、ITが有する産業基盤としての本質的な重要性について、国際アナリストとして著名な同氏より、米国における現状を例にして概観していただきました。
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14:40〜15:30 |
研究発表
岩手県立大学ソフトウェア情報学部 柴田 義孝教授
会津大学先端技術研究センター 黒川 弘国講師 |
15:30〜17:00 |
パネル・ディスカッション 「JGNはいかに地域活性化に役立つか」
(財)仙台応用情報学研究振興財団 野口 正一理事長
東北大学情報シナジーセンター副センター長 曽根 秀昭教授
独立行政法人通信総合研究所企画部企画室 島田 淳一主任研究員 |
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