Vol.16 ギガビットネットワーク・シンポジウム2002スペシャル企画:JGNへの期待 | ![]() |
▲ インターネットソサエティ議長 |
インターネットソサエティ議長 フレッド・ベーカー氏 ◆はじめに
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![]() 重要なことは、もっと「使える」ようにすることです。ニーズが自覚されていない途上国においてももっとネットワークの利用を普及すべきだと考えています。 ![]() 途上国でなくても、 |
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![]() ISOCやIETFはテストベッドを運用していません。したがって、各国のテストベッドの研究開発成果に期待しています。ネットワーク自身の研究と、ネットワーク上でのアプリケーション研究の両方が行われている点がインターネット2 と同じであるなど、大きく見れば共通しているところが多いと思います。ISOCやIETFから見て、日本の大規模なテストベッドであるJGNへの期待は大きいのです。 ![]() WIDEなどの日本の研究コミュニティは、ISOC、IETFなどに対して、非常に優れた貢献をしてきたと思います。 |
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▲次世代のアプリケーションに必要なもの(クリックで拡大) |
![]() 一部にIPv6は不要だ、IPv4で十分だという意見があります。いわゆる、壊れていないものを直すなという意見です。しかし、これは間違っていて、IPv6技術は、重要な技術だと考えています。現在、世界中でインターネット上のIPアドレスのうちグローバルアドレスを所有しているのは約6割だと言われています。残りの4割はプライベートアドレスをもち、エッジネットワークの内側にいます。WWWのようなアプリケーションだけを考えていると、現在のような構成でも問題ないように思えるかもしれませんが、例えば、VoIP (Voice over IP) のようなアプリケーションの開発には重大な障害をもたらします。新しいネットワークアーキテクチャを使ったゲーム開発も難しくなります。特に、P2Pの新しいアプリケーションのことを考えると、まさにIPv6は不可欠の技術だと考えます。 |
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![]() JGNの次に何が必要かというのは、立場によって異なってきます。光ネットワーク技術というものも1つの答えですが、他にも課題は様々にあります。例えば、TCPも巨大なファイルを送る場合には問題が残っています。非常に大容量のファイルを、長距離送信する際に、効率的に送信する方法を追求する点など、次世代のTCPが実現すべき課題です。 |
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◆おわりに
文責:JGNウェブ編集部 |
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関連リンク集
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