11月15日から21日にかけて、米国オースティンにて世界最大のスーパーコンピューティングに関する会議及び展示会であるSuper Computing
08(SC08)が開催され、大手町ネットワーク研究統括センターからも研究成果の発表・展示を行いました。
SC08は今年で通算20回目の開催であり、開催史上最大の約1万1000人が参加し、大盛況のイベントでした。
大手町ネットワーク研究統括センターからはNICT他の共同研究者とともに、以下の実証実験のデモンストレーション・展示・プレゼンテーションを行いました。
- E-VLBI+DCN
アジア−米国間におけるDCN(Dynamic
Circuit Network)技術を初めて用い、電波観測技術のデータ転送デモンストレーションを実施(大手町ネットワーク研究統括センター)
- Perfsonar
日米間の複数のネットワーク情報についてPerfsonar技術を用い、ネットワーク運用情報の可視化デモンストレーションを実施(大手町ネットワーク研究統括センター)

- LiveE!
プロジェクトの環境センサーの展示(奈良先端科学技術大学院大学・大手町ネットワーク研究統括センター)
- タイルドディスプレイウォール
Particle based parallel rendering 法を用いた映像の展示(京都大学・大阪大学・KGT・大手町ネットワーク研究統括センター)
- 長距離データ共有システムの高速化
MaSTER-1、Stream
Harmonizer、CosmoGrid等の展示とデモンストレーションを実施(東京大学・大手町ネットワーク研究統括センター)
上記のように、大手町ネットワーク研究統括センターからはブースでの様々な実証実験の展示やプレゼンテーション等を行った結果、全世界から集まった多数の研究者やオースティン市民とNICTの研究成果について積極的に意見交換を行うことができました。中でも研究者の視点にとどまらず、ユーザ視点からの意見交換をすることによって、研究成果の可視化・わかりやすさについての議論が活発化したことは特筆すべきことでした。
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写真1:大手町ネットワーク研究統括センター及びTDWのブース
と展示風景
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写真2:Perfsonarを用いたネットワーク図(展示内容)
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写真3:DCNを用いたネットワークデモ
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写真4:下條・大手町ネットワーク研究統括センター長によるプレゼンの様子
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