DCCSトライアル
総合テストベッド研究開発推進センターでは、2022年よりDCCS (Data Centric Cloud Service)を提供しています。DCCSは、多様なデータやAI処理などをWebAPIを通じて利用できるテストベッドサービスです。これまでDCCSは数多くの研究プロジェクトで活用され、様々な成果につなげてきました。
今後、さらに多くのユーザーにDCCSを利用頂き、新たな価値を創造して頂けるよう、サービスの拡充を進めていく予定です。特に、幅広いユーザーに利用頂くためには、DCCSの使いやすさ(ユーザビリティ)の向上は不可欠な拡充ポイントとなっています。そこで、総合テストベッド研究開発推進センターでは、DCCSのユーザビリティ向上を目的とした評価実験「DCCSトライアル」を開始しました。
サービス概要
本サービスは、幅広いユーザーにDCCSのAPIを利用頂き、動作ログやアンケートをもとに今後の DCCS のユーザビリティ向上に役立てることを目的としています。 本サービスでユーザーが利用できるDCCSのAPIには制限がありますが、DCCSを使ったアプリケーション開発の体験を可能としています。
利用イメージ
DCCSトライアル環境として、ユーザーごとに仮想環境をデプロイし提供します。
                           仮想環境にはJupyter Hubがインストールされていますので、ご自身のPC(職場や大学のPC)よりインターネット経由(※)でJupyter Hubにアクセスして、各APIを利用することができます。
                        ※SSH接続のポートフォワードによるアクセスとなります。
                        ※接続先やアカウント等は、申し込み後に環境が準備できましたらお知らせします。
                        
 
                        DCCSトライアル環境には、DCCSのデータ連携・分析機能で提供している情報資産「環境品質短期予測」一式もプリインストールしていますので、 まずはこちらを用いてAPIの利用の仕方を確認し、DCCSを使ったアプリケーション開発を体験して頂ければと思います。
利用可能な機能
現在、トライアルで提供しているDCCSの機能は以下となります。
                           その他のプラットフォームや新規機能等も順次提供する予定です。
- データ連携・分析機能
 ※DCCSのデータ連携・分析機能と同等の機能をローカル環境で実行可能な xDataEdge を利用しています。
対象者
DCCSの利用を検討されている日本国内の企業・研究機関(大学等含む)に所属する方を対象とします。
                           ※当機構の判断により利用をお断りする場合があります。
利用期間
14日間
NICTから利用開始の連絡を受け取った翌営業日からの日数となります。
                           ※利用期間の延長は受け付けておりません。
                        
申し込み方法
                            DCCSトライアル申込書(ここよりダウンロード)に記載の上、
                            メールタイトルに「DCCSトライアル申込」と明記して、DCCSトライアル担当宛(dccs-trial[アット]ml.nict.go.jp)にお送りください。
                            ※[アット]を@にしてご送付ください。
                        
申し込みから利用終了までの流れ
 
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                                        申し込み
 申込書の記入の仕方を参考に申込書を記入し、DCCSトライアル担当宛(dccs-trial[アット]ml.nict.go.jp)にご提出ください。
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                                        受け付け
 DCCSトライアル担当にて申込書を受け付けます。
 申込書に不備等がありましたら、お問い合わせさせて頂きます。
 なお、リソースに限りがありますので、同時期に提供可能な仮想環境の数に制限があります。
 制限を超える申し込み数があった場合は、申し込み順となりますので、お待ち頂く旨を連絡させて頂きます。
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                                        仮想環境構築
 ユーザーごとに仮想環境を構築します。
 数営業日~1週間程度、お待ちください。
 構築が完了しましたら、担当者よりアクセス情報、利用手順、利用期間等をメールにてお知らせします。
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                                        利用開始
 メールに記載されたアクセス情報、利用手順を参考に、仮想環境へアクセスしてください。
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                                        利用終了
 利用期間が過ぎましたら、自動的に利用終了となり、仮想環境へアクセスできなくなります。
 ユーザーによる利用終了の手続き等は不要です。
 
申込書の記入の仕方
| 記入項目 | 説明 | ||
|---|---|---|---|
| (1)申込者代表 | 組織やプロジェクトの代表者の情報を記載してください。 こちらに記載の代表者宛に、各種連絡等を行わせて頂きます。 なお大学等の学生が利用される場合は、教官・職員等の立場の方を申込者代表としてください。 | ||
| (2)利用者リスト | DCCSトライアルを利用されるメンバーを記載してください。 こちらに記載されたメンバー以外の利用は禁止しています。 | ||
| (3)接続元IPアドレス | セキュリティの観点より、接続元のIPアドレスを制限しています。 アクセスする端末のIPアドレスを記載してください(3件まで登録可能です)。 所属組織(大学や研究機関、企業等)のネットワークからアクセスする場合は、ネットワーク範囲での申請も可能です。 | ||
| (4)DCCSトライアル利用規約への同意 | DCCSトライアルの利用に際しては、「DCCSトライアル利用規約」への同意が必要です。 内容を確認の上、利用規約に同意頂ける場合はチェックをお願いします(チェックがないと利用できません)。 | ||
| (5)機能・プラットフォーム(利用するものにチェックを入れてください) | 利用を希望される機能・プラットフォームにチェックを入れてください。 機能・プラットフォームによっては利用規約を定めているものもあります。その場合は、併せて利用規約に同意する旨のチェックもお願いします(チェックがないと利用できません)。 ※現時点では「データ連携・分析機能」のみ利用頂けます。 
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| (6)利用状況およびアンケート取得への同意 | DCCSトライアルおよびDCCSのサービス品質向上や機能改善を目的として、利用状況およびアンケートを取得します。 取得する情報やその取り扱いについての詳細は、下記「DCCSトライアル プライバシーポリシー」に記載しています。 内容を確認の上、利用状況およびアンケート取得に同意頂ける場合はチェックをお願いします(チェックがないと利用できません)。 | 
申し込み後に記載内容に変更があった場合
※[アット]を@にしてご送付ください。
なお、変更の内容にかかわらず、下記3項目につきましては、改めて同意する旨のチェックをお願いします。
- (4)DCCSトライアル利用規約への同意
- (5)機能・プラットフォーム(利用するものにチェックを入れてください)
- (6)利用状況およびアンケート取得への同意
注意事項
- ユーザビリティ向上のために仮想環境の利用状況や動作ログを取得します。
- 利用期間終了後は、仮想環境を削除します。 必要なデータ等がありましたら、ユーザー側でダウンロード等して保存してください。
- DCCSトライアルの試用後に NICT総合テストベッド(DCCS)の利用申請を行う場合でも、仮想環境上のデータ移行等の対応は致しかねます。
DCCSトライアルに関するご質問等は、下記までお気軽にご相談・お問合せください。
ご相談・お問合せ
総合テストベッド研究開発推進センター
                            DCCSトライアル担当
                            電子メール dccs-trial[アット]ml.nict.go.jp
                            ※[アット]を@にしてご送信ください。