RISEについて

RISEとは?

RISE※1は、広域SDN※2テストベッドであり、国内外に設置されたOpenFlowスイッチおよび仮想サーバから構成されるネットワーク環境を用いて、広域なSDN技術の実験・検証が可能です。アプリケーションの種類によって通信経路を変えるといった、今までとは異なる柔軟なネットワークを構築することができます。

 
  1.   ※1:RISEの名称は、Research Infrastructure for large-Scale network Experimentsから名づけられました。
  2.   ※2:SDNは、Software-Defined Networkingの略です。
 

サービス概要
  -利用者によるネットワークの動的な構築制御、機能検証を広域で実現-

RISEは、JGN上に構築された世界最大規模の広域SDN実験環境です。

SDNは、ネットワーク機器の機能をデータ転送とその制御に分離し、制御部分であるコントローラをプログラマブルにソフトウェアで実装可能とする技術です。これにより、例えばアプリケーションの種類毎に通信経路を変えるなど、利用者の発想次第で柔軟なネットワーク構成、制御が実現可能となります。

RISEは、JGN上にSDN(OpenFlow)対応スイッチをオーバレイすることにより実現した広域SDN実験環境であり、シミュレート環境ではなく、国内および海外に設置した拠点を用いた実環境での実験が実現できます。

サービス概要イメージ

実験環境について
  -ユーザ毎に論理的に隔離された環境で実験可能-

利用者が作成したSDNコントローラ※3を、仮想マシン(VM)イメージでの持ち込み、あるいはRISE上の仮想マシン上で構築いただくことにより、RISEが設置したSDNスイッチの制御が可能となります。

RISEが利用可能な国内外15拠点は仮想的にフルメッシュ構成となっているため、実験に合わせてメッシュ型、リング型、スター型などさまざまなトポロジ構成が可能です。
実験に必要なネットワークトポロジや仮想マシン、拠点数、遅延などのリクエストと、空きリソース状況等から、ご相談の上で詳細構成をご提案させていただきます。

RISEは各拠点のネットワーク機器を横断的に仮想化した上で、ユーザ毎にスライスという単位で分離しており(マルチテナント対応)、50以上のユーザがそれぞれ異なる構成で独立して同時に実験可能です※4

 
  1.   ※3:OpenFlow1.0、1.3対応。
  2.   ※4:ネットワーク帯域は共有となります。


RISEサービスの歴史

RISEサービスの歴史イメージ


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