パートナーシップ・サービスをご利用いただくには、JGN-X上の以下の環境が必要です。
- ▼新世代ネットワーク機能・運用検証環境
- ▼ネットワークリソースの基本環境
「新世代ネットワーク機能・運用検証環境」には、次のような種類があります。
詳細については、環境が整い次第、本サイトにて公開する予定です。
先端通信制御機器の実装
- 1. OpenFlowスイッチ
- 2. DCN(Dynamic Circuit Network)用スイッチ
- 3. 光パス・パケット統合ノード(プロジェクト期間内の実装)
各種プラットフォームサービス実現に向けた環境の実装
- 1. 仮想化ノード
- 2. P2Pエージェントプラットフォーム(PIAX)
クラウド環境
- 1. 大規模エミュレーション基盤(StarBED3)
「ネットワークリソースの基本環境」には、次のような種類あります。
詳細は、リンクをクリックして確認してください。
レイヤ1(光テストベッド)環境
[小金井]-[大手町]-[白山]間で、光伝送等の実験を行うための基本環境です。
- 以下のような低損失のシングルモード光ファイバを有し、リング構成・メッシュ構成等としての利用が可能になっています。
- 小金井-大手町間:16芯
- 大手町-白山間: 8芯
- 大手町-大手町のリング:6芯(約30km)
- 一般利用(NICT以外の機関の利用)の場合、小金井/大手町にて実験スペースを提供しております。
レイヤ2(イーサネット接続)環境
2地点または複数のアクセスポイント間を、同一VLANによるL2接続で結ぶ基本環境です。
- 同一アクセスポイントで複数パスを利用可能
それぞれのパスごとにVLAN-IDを付与することで同じポートをご利用いただくことが可能(VLAN-IDは原則としてJGN-Xセンター側で指定)
- ジャンボフレームに対応
JGN-X 上の1G以上の帯域を持つすべての区間において、9,000byteまでのイーサネットフレームに対応
レイヤ3(IP接続)環境
JGN-Xの利用者間、あるいはJGN-X 利用者と他の研究用ネットワーク等をIPレベル(IPv4/IPv6)での接続を提供する基本環境です。
- IPv4アドレス、IPv6アドレス、または両方をJGN-Xのコアルータより割り当てることが可能です。
- レイヤ3サービスでは学術系ネットワーク(通称R&Eネットワーク)との接続性があります。
(学術系ネットワークの接続先、インターネットとの接続性に関しては利用申請書提出時にご相談ください)
- 外部ネットワークとの接続性があるために、常時攻撃パケット、スラマーなどのトラフィックが流れています。
- JGN-Xバックボーンの一部にセキュリティ装置を導入しており、一部は誤検知によりフィルタされる場合があります。フィルタされて通信ができない場合は、事務局までご連絡ください。研究内容によってはフィルタを全くしない設定も可能です。
仮想化環境1./IP仮想化ルータ(タイプI, タイプII) ※利用制限あり
JGN-Xの各アクセスポイントにある複数のルータ上に仮想化ルータを設定し、独立した仮想ルーティングネットワークと管理コンソールを利用いただく基本環境です。
- 各アクセスポイントにあるルータが持つ仮想ルータ機能(RIP, OSPF, BGP4, MPLS, 各種カプセル化機能等)を利用者自身で設定し、実験できる環境を提供します。
- タイプIの環境ではJuniper T1600とCisco CRS-1を利用し、タイプIIの環境ではJuniper MX80を利用しています。
仮想化環境2./仮想化ストレージ ※利用制限あり
仮想化ストレージは全国の複数拠点(関東、近畿、中国等)に分散し10Gbpsで接続されている大容量ストレージ環境です。
- JGN-X上の10Gbpsの帯域を持つデータセンターにあるストレージを仮想OSのVM(VMWare等)から利用できる基本環境です。
- 広帯域、長距離、大容量なデータ転送の実験に最適です。
- 利用者はVMに自由にOSをインストールでき、4Gbpsのファイバチャネルで接続されたストレージが使えます。