ネットワーク技術を革新する「OpenFlow技術」
<JGN-X上のOpenFlow技術が目指すロードマップ>
JGN-XでのOpenFlow技術の展開の狙いは、NwGN技術をJGN-X上に展開し、その統合管理運用技術を構築することで、新世代ネットワーク技術の研究開発環境の高度化を図ることにあります。
JGN-X上で展開するOpenFlowテストベッドの概要
- 新世代ネットワーク技術をテストベッドとして構築
– 運用管理を通してサービスプロバイダや通信事業者への適用モデルを提案・実践・実証
– Virtual Network Operatorのモデルを提案
- クラウド向けネットワークインフラ
– 仮想サーバ・ストレージと連携し,コンピュータ資源の有効活用
- 利用者トラフィックをフロー※として管理
– 従来のVLAN提供とは違い、VLANタグ枯渇に対応可能
- 利用者向けにスライス割当機能の提供を目指す
– 利用したいネットワーク資源を選択可能
※:OpenFlowコンソーシアムが記述したOpenFlowスペック内のタプル空間
OpenFlowテストベッドにより解決が想定される課題例
<OpenFlow技術によるネットワーク技術革新>
本テストベッド上の各種実験により解決する課題の一つとして、動的フロー制御技術等が考えられます。
OpenFlowテストベッドの目指す形
<ネットワーク仮想化環境の階層>
OpenFlowテストベッドをJGN-X上で確立し、目指す形としてのネットワーク仮想化環境の階層は、右図をご覧ください。
OpenFlowテストベッドを用いた実証実験例(2011年3月時点)
●さっぽろ雪まつり中継
放送局間映像伝送ネットワークの1つに、OpenFlowテストベッドを利用しました。
【2010年】 世界初の広域OpenFlowネットワークを構築
【2011年】動的フローマネージメントによる広域テストベッドの運用管理
JGN-X上でのOpenFlowテストベッドを用いた実証実験の予定
JGN-X上でのOpenFlowテストベッドの今後の実証実験の予定としてはテストベッド機能の必要要件の抽出のために実証実験を行う予定です。
「OpenFlow技術」サイト
OpenFlow技術の詳細は、 http://www.openflow.org/ を参照ください。